一人暮らしで必要な初期費用はどのくらい? 初期費用の内訳と相場、費用を節約するコツを紹介

一人暮らしの初期費用には引越し費用の他、家賃を含む契約金、家具・家電の購入費用などが含まれるので、まとまった金額が必要になります。大学進学などを機に一人暮らしをスタートされる方は、あらかじめ新生活の初期費用の目安をチェックしておくのがおすすめです。

 

本記事では一人暮らしする際に掛かる初期費用の内訳やおおよその目安、初期費用を安く抑える方法を解説します。

 

 

一人暮らしに掛かる初期費用の相場

 

一人暮らしに掛かる初期費用は、住む場所や住居の条件などによって大きく異なりますが、家賃の46カ月分が一つの目安とされています。例えば、家賃5万円のアパートに住むなら2030万円、家賃が6万円なら2436万円、家賃が7万円なら2842万円がおおよその相場となります。

 

なぜ家賃を目安にするのかと言うと、初期費用の内訳のうち、特に大きな割合を占めるのがアパートやマンションなどの新居に関わる費用だからです。もちろん、旧居から新居までの距離や、購入する家具・家電の数、質などによっては、相場を大きく上回ることもあるので、あくまで参考に留めておきましょう。

 

一人暮らしに掛かる初期費用の内訳

 

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一人暮らしに掛かる初期費用は、大きく分けて3あります。

1. 住居費

 住居費とは、新居の物件にまつわる費用の総称です。一人暮らしを始める際の住居費の主な内訳は以下のとおりです。

 

敷金・礼金

 敷金・礼金とは、物件に入居する際、大家さんや不動産会社に支払うお金のことです。敷金は保証金、礼金は賃貸契約に関する謝礼金となります。敷金は退去の際の原状回復等に用いられ、余った分は返還されますが、礼金は戻ってこないので注意しましょう。

 なお、敷金・礼金はともに家賃の12カ月が相場ですが、中には敷金・礼金が無料の物件もあります。

 

仲介手数料

仲介手数料とは、不動産会社を通して賃貸物件を契約した場合、業者に支払う手数料のことです。なお、仲介手数料は「家賃の1カ月分+消費税(10%)」が上限と定められています。()ただしこの額は借主と家主の両方から0.5カ月分ずつを受け取ってもよいこととされているため、家賃のおよそ半額に設定されているケースが多くなっています。 

参考:国土交通省.「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」p2.https://www.mlit.go.jp/common/001307055.pdf ,2024-04-01.

 

前家賃

前家賃とは、賃貸契約を締結した際に前もって支払っておく家賃のことです。前家賃の相場は家賃1カ月分とされています。

 

保証料

 保証料とは、家賃保証会社を利用する場合に発生する費用です。連帯保証人を立てる場合や連帯保証人を立てずに契約できる場合とありますので申込時に不動産会社に確認をしてください。大学生が賃貸物件を契約する際は保護者が連帯保証人になることが多いですが、何らかの事情で連帯保証人を立てられない場合は保証会社のプランによって不要となる場合があります。

 保証料は依頼した会社によって異なりますが、初期費用としては家賃の0.51カ月分が相場とされています。大学生の場合、学生プランが設定されていることもあります。

 

火災保険料

 火災保険料とは、物件に火災が発生したときに備えるために加入する保険の費用です。物件自体の火災保険は大家さんが加入しますが、居室内にある家財道具の保険は入居者自らが加入し、保険料を支払わなければなりません。

 火災保険への加入は任意ですが、契約条件として必須での募集となっていることが多いです。入居者には原状回復義務があるため、もしもの場合に備えて加入しておいた方が安心です。火災保険料は物件の構造や保証内容などによって異なりますが京都では一年間で8,000円~11,000円程度が相場となっており、契約時に支払います。

 

鍵の交換費用

鍵の交換費用とは、入居にあたって鍵を交換した際に掛かる手数料のことです。賃貸物件に入居する際は、防犯面を考慮して鍵を交換する必要があり、およそ1万~2万円程度の費用が掛かります。

 

2. 引越し費用

 引越し費用とは、旧居から新居に引っ越すために必要な費用のことです。引越し費用は移動距離や運搬する荷物の量によって異なりますが、初めて一人暮らしする方が同一都道府県内で引っ越す場合は2万円程度、他の都道府県へ引っ越す場合は3万~5万円程度が相場とされています。

 なお、引越し繁忙期とされる34月に引っ越す場合は割増料金となり、同一エリアでは25,000円~3万円、他エリアでは5万~8万円程度と、相場が大きく変動するので要注意です。

 

3. 家具・家電の購入費

家具・家電の購入費は、一人暮らしをするにあたって新調する家財道具の種類や数によって変動します。実家で使っていたものをそのまま新居に持ち込む方も多いと思いますが、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどは新たに購入するケースがほとんどで、おおむね1015万円程度掛かると見積もっておきましょう。

 その他、寝具や家具などを購入する場合は45万円程度の費用が必要になります。

 

一人暮らしの初期費用を安く抑える方法

 

一人暮らしを始める際に掛かる初期費用を安く抑える方法を2つご紹介します。

 

フリーレント物件を探す 

フリーレント物件とは、入居後、一定期間の家賃が無料になる物件のことです。無料となる期間は物件ごとに異なりますが、おおむね1~3カ月分の賃料が免除されるため、初期費用を大幅に節約できます。

 

単身用の引越しプランを利用する

 引越し業者のなかには、一人暮らしをしている方向けの単身引越しプランを提供しているところもあります。単身プランでは運搬できる荷物の数が少ない分、通常のプランに比べると料金が割安に設定されているため、引越し料金の節約になります。

 ただ、運搬できる荷物はカゴ台車に積載できるだけなので注意しましょう。

 

一人暮らしの初期費用を抑える工夫を採り入れよう

 

大学進学を機に一人暮らしをする場合、住居費や引越し費用、家具・家電の購入費といった初期費用が発生します。費用の相場は家賃のおよそ45カ月とされていますが、住むエリアや旧居からの距離によってはさらに金額が大きくなることも考えられます。

 

新生活がスタートすると、何かと物入りでさらに出費が重なることもあるので、敷金・礼金のない物件を選んだり、単身用の引越しプランを利用したりして、一人暮らしの初期費用をなるべく抑えましょう。

 

株式会社学生ハウジングでは、京都で学生さん向けのマンションやアパート探しをお手伝いするサービスを提供しています。物件は学校名やエリアの他、「初期費用15万円以下」「フリーレント」「仲介手数料無料」などのこだわり条件で検索することも可能です。

 

初期費用を抑えて一人暮らしをスタートしたいと考えている京都の学生の方は、ぜひ学生ハウジングをご利用ください。

  

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秋野 安宣

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