2019年4月14日、学生ハウジング本社3階セミナールームにて、京都府警より講師をお招きし、今年で5回目となる女性の入居者様を対象とした防犯セミナーを開催しましたので、その様子をお伝えします。
1、京都府の犯罪件数について
2、性犯罪にあわないために
3、ストーカーについて
4、護身術
5、受講者の感想
6、学生ハウジングの防犯の取り組みについて
1、京都府の犯罪件数について
京都府の犯罪認知件数は年々減少傾向で、5年前と比べると約半分になっているそうです。
その一方で強制わいせつや公然わいせつといった犯罪は減少率が少なく、5年前の約25%減にとどまっているとのこと。
特にこの3年ほどは横ばいとの事です。
2、性犯罪にあわないために
性犯罪に絶対的に加害者が悪いのは当然として、被害を受けてしまうと肉体的のみならず、精神的にも大きなダメージを負ってしまうので、なるべく被害を受けないようにするリスクマネージメントが必要だと強調されていました。
そのためには、性犯罪者の行動パターンなどの特徴を知り、それを避ける事が重要との事でした。
夜道に気をつけるのはもちろん、スマートフォンの普及でインターネットを介した被害が増えている為、個人情報をなるべくネットに載せない様に繰り返し言っておられたのは、さすがサイバー犯罪対策課を設置している京都府警ですね。
また、最近のニュースである、京都の男子大学生を含むグループが女子大学生を性風俗店に斡旋していたとして摘発された事件にも触れられていて、同様の手口を使っているグループが他にもいる可能性があるため、そういう手口にひっかからない様にという注意喚起もしておれらました。
3、ストーカーについて
今回は女子学生を対象とした防犯セミナーであったため、女性が被害に遭わない為に、という話に終始するのかと思っていましたが、ストーカーについては、表面化するのは男性からー女性へのストーカー行為が大半であるものの、実態としては半数程度が女性から男性である可能性もあるとの事で、ストーキングとみなされる行為を紹介し、こういった事をするとストーカーとみなされるので自分の行動がこれにあたらないかも注意してください、という話があった事には驚きました。
元交際相手、バイト先や授業が一緒、ゼミが同じなどの顔見知りがストーカー化する事が多いようです。
4、護身術
セミナーの最後は毎年恒例となっている護身術講座でした。
二人一組になり護身術を実践してもらいました。
毎年この護身術講座は盛り上がりますね。
受講されていた学生さんたちも笑顔で楽しくされていました。
講師の方が強調していたのは、技を使った護身術もいざというときには大切ですが、そういうものを使わずに済むような行動を心がけるのも護身術である、という事でした。
また相手を積極的に攻撃する類の技は、相手を挑発する事にも繋がりかねないので、どうしてもという時以外は返って危ないとの事でした。
5、受講者の感想
・護身術が学べてよかった。友達や家族にも教えたい
・実際の事件などを聞いて、人事ではないと実感できた
・相談窓口など連絡先が聞けたのがよかった
・戸締りを気をつけようと思った
etc.
特に護身術講座が楽しかったようで、護身術に関する感想が目立ちました。
中には護身術だけもう一度講座を開いてほしい、という感想も。
警察の方は護身術は最終手段で、使う事が無いように気をつけましょう、という話だったのですが、やはりやってみると思った以上に効果的で、楽しいようですね。
6、学生ハウジングの防犯の取り組みについて
学生ハウジングでは、安心・安全の設備として、オートロックがある、又はテレビモニター付きインターホンと防犯カメラがある物件をおすすめしています。
また、これらの設備を標準化すべくマンションオーナー様にお願いをしています。
更に、京都府警の推奨する、京都府防犯モデル賃貸マンションの認証を取得したマンションも年々増えています。
しかし、オートロックやテレビモニターホン、防犯カメラなどが付いていたとしても防犯という意味では完璧ではなく、やはり入居者の方の戸締りや防犯を意識した行動が大切です。
自宅に帰ったら直ぐに鍵を閉め、チェーンをかける、わずかな間であっても自宅を出る際は鍵をかける、窓の閉じまりには気をつける、玄関で対応する際は必ずチェーン越しで対応する、音楽を聴きながら、スマホの画面を見ながらなどのながら歩きをしない(夜は特に)、といった事に気をつけて下さい。
一人暮らしに慣れてくると、つい気も緩みがちですが、防犯面にいおいては油断せずに、楽しく有意義な学生生活を送っていただけるお手伝いができれば、とスタッフ一同考えております。
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アカンベーダー