前回「もう一つの天神さん」を紹介しましたが、長岡京市には、光明寺もあります。京都の「光明寺」と同じく、浄土宗のお寺です。
京都の「光明寺」は「金戒光明寺」と言い、岡崎の北、黒谷にあり、「黒谷さん」の愛称で知られています。
長岡京市の「光明寺」は、西山浄土宗総本山光明寺と呼ばれ、粟生の光明寺さんと呼ばれて親しまれています。この粟生の光明寺さんは、紅葉で知られています。山門を入って、緩やかな階段を御影堂(本堂)に向かう参道は両側がもみじに覆われており、脇参道は、もみじ参道とよばれています。
見ごろは、10月下旬から11月中旬ですので、一度訪れられたらいかがでしょう。
「黒谷さん」は、広い境内で、ここも紅葉がとても綺麗です。幕末には、幕府軍の要塞に使われた歴史もあり、なかなかの趣きがあり、
粟田口から、南へ行くと、幕末の歴史散策もできます。
「黒谷さん」へは、市バス「黒谷」下車徒歩約3分。
「粟生光明寺」へは、阪急「長岡天神」下車 阪急バス「光明寺」
「もう一つの天神さん」
学問の神様として知られている「天満宮」は、全国に何十社とありますが。その発祥は、平安時代、京都北野の地に、菅原道真の怨霊を恐れて祀ったのが始まりです。
大元の北野天満宮から南西約12kmに、京都では、2つ目の天満宮が長岡京市にあります。[emoji:e-68][emoji:e-284]
長岡天神社は、東に「八条が池」を控え、その奥の丘の上に本殿を置いています。参道は、その「八条が池」の中を通り抜ける水の中道を通っています。
春には、「八条が池」の東側堤の散策道は桜に染められ[emoji:e-235]、初夏は、「八条が池」の参道を一面のキリシマツツジで覆われます。[emoji:e-420]初春には、長岡天神苑の梅園に数種類の梅の花が咲き誇ります。又、これからの秋の頃には、「八条が池」の畔の紅葉が、西山の紅葉と対をなし、なかなかの眺めです。[emoji:e-133]
京都の名勝を訪ねるのも良いのですが、少し足を伸ばして、長岡天神社を尋ねてみるのも、一興です。
長岡天神へは、阪急京都線 長岡天神下車、西へ徒歩約8分です。